当ブログではIPOスカウターと称しまして、定期的に将来有望な銘柄を共有していきたいと思います。No.2は319Aの技術承継機構です。

HPより抜粋↓

技術承継機構は、製造業・製造関連企業の譲受及び譲受企業の経営支援に取り組んでいます。各社の技術・技能が失われることを防ぎ、次世代に繋ぐことをミッションとしています。私たちはユニークな技術・技能を持つ企業が廃業を余儀なくされる事態を防ぐため、製造業一社一社を譲受しその技術を未来に繋ぐことに取り組んでいます。

要約すると、継続的なM&Aにより製造業の技術を次世代に繋ぐことをミッションとして設立された企業です。諸々の資料は目論見書から引用しております。

では他社と比較したときに優位性はどこにあるかですが、売り手企業の再譲渡なし/独立性を尊重/製造業へのバリューアップノウハウ保有というM&Aの買い手として独自ポジションを築いていることによる優位性の高さが特徴です。直近はM&Aが活況ですが、雑にM&Aしたり上場ゴールを目標にしている企業が多い中でこういったノウハウを保有していてかつ売り手側を大事にする企業は稀有かと思います。

次に株主構成です。

オーナー大量保有、VC(ベンチャーキャピタル)なしで売りの圧力も問題なし。そして新居社長の経歴が凄い。↓
東大卒業後、みずほ証券にてメザニン投資に従事した後産業革新機構(INCJ)に初期メンバーとして参画。6社に出資し4社を譲渡。ユニキャリア、日本インターで取締役、監査役(上場企業最年少)を歴任。 INCJ退職後、1年半の世界一周を経て技術承継機構を設立。ストックボイスを拝聴しましたが、バランス感覚に優れていて天才肌のオーナー社長だと感じました。

業績推移は添付の通りです。

トップライン、営業利益ともに順調に推移。直近で24年度本決算が出ましたが堅調、来期予想に関しても堅く見込んでおり問題なしと見ています。

次に上場後の動きです。

今は過熱しておりますが、一旦調整したとしても長い目で見れば買い場になるのではと見ています。こういった値動きが激しいIPO銘柄を中長期で保有する場合、現物で気絶しておく位が良いかもしれません。

現状時価総額288億、PER30倍。

今回はIPOスカウターとして技術承継機構を共有させていただきました。今後も定期的にハイライトしていきたいと思います。

第29話に続く

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