
史郎『さて。高配当株に水をあげてすくすく育てて・・と。』
史郎は家で栽培している観葉植物『パキラ』に水をあげていた。観葉植物を『高配当株』に例えてブツブツ言っている。もはや病気である・・。しかし『パキラ』は仕事運や金運を上げてくれると言われており、『マネーツリー』と言われているためまんざらでもないのである。
刹那『史郎さん、水やりありがとう。高配当株ってなに??』
史郎『oh、、聞こえてたのか・・。いや、あれは例えばの話だよ。例えばの。。』
刹那『でも高配当株って個人投資家に人気よね。私も色々と調べてたところよ。』
史郎『そうなんだよね。個別株はリスクが高いと言われてるけど、高配当株はきちんと銘柄を選定すればディフェンシブ/安定的に資産が増えていく可能性が高いから、主婦などの投資を始めたばかりの人からも人気が高い手法なんだ。では東証プライムの配当利回りランキング(上位10位)を見ていこうか。』

刹那『利回りだけど、1位のドリームインキュベータとか凄いね!利回りが10%を超えているなんて・・。ここは確か電通グループの持分適用会社よね。』
史郎『そうそう、良く知ってるね。2021年に電通と資本業務提携を結んだんだけど、違う業界同士の提携で相互補完関係なんだよね。電通が広告でDIがコンサルだね。チャートの方はどうかな??』

刹那『10年チャートを見る限り、ここ1年で動意付いているように見えるけど。』
史郎『刹那が好きな仕手化・・というところかな。第二ステージだからテクニカル的には〇。しかし指標を見ると全く買えないかな・・。』

史郎『配当性向をみて欲しいんだけど、25/03連(予)の配当性向が2473%とかになってるでしょ。年間配当額の推移も不安定なんだよね。』

刹那『たしかに今の配当利回りは高いけど0の年もあるから、安定的な資産形成には不向きな感じがするね。』
史郎『高配当株の選定で最も重要なのは増配が継続しているか、というところ。ドリームインキュベータはそういった意味では一時的には良いかもしれないけど、配当利回りだけ考えて投資するのは少しリスクが高いかな。特に増配継続は米国株に多いんだけど、日本株でも魅力的な銘柄は存在するからしっかり分析していく必要があるね。』

刹那『配当株と言っても色々なパターンがありそうね。私たちの資産の一部ポートフォリオに組み込んでいくにしても増配が継続しているか、をポイントに分析していきましょ。』
史郎『25年以上連続増配の銘柄を配当貴族って言うんだけど、ほぼ米国株にしか存在しないんだ。奥が深い世界だからしっかり分析していこう。』
史郎の奇妙なつぶやきから始まった夫婦の熱い議論・・。
高配当株シリーズとして今後も展開していく予定です。
第35話に続く

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